ワクチン開発、米政権交代、英EU離脱、バイデン新大統領のコロナ対策予算、と上を買う材料がほぼ出尽くしつつある。あとは、今週から始まる米日業績発表だ。
・・・この春には日本でコロナ死者数が急増するとの米大学の試算もある(前図)。日本では海外のロックダウンのような徹底した行動制限が実施されないことが理由らしい。
今開発中、また承認されたワクチンは、この冬の感染拡大の全体的な抑制には間に合わない。我々一般人のワクチン接種は秋以降ともいわれている。菅政権の後手対応ではいささかおぼつかない。
今年の経済予想、業績予想など予想して意味があるのか。今この冬の感染がどれだけ大きくなるか、次第だ。
マネーは2019→2020に激増した。米では+20%近い異常な増加率だ。(上図:テレ東)
2020→2021は伸び率で考えれば、0%付近、あるいはもしコロナが本格的に収束に向かえば、上図でグラフはマイナス圏に沈む。少なくとも急増また急増、とはいかないだろう。グラフは大きく下を向く。株価はモメンタムに反応する。
2020は緩和マネーに酔い、マーケットは理想買いに踊っていた。
しかしコロナ拡大からちょうど1年、理想買いの2020、現実売りの2021、とようやく夢から醒める頃ではないか。