2020年はコロナの後、米ではGAFAM5銘柄だけで相場を引っ張り上げた。ご案内の方も多いと思う。(隣図:NHK)
しかし実は、同様のことは日本でも起きていた。
前表の通り、2020年に日経平均の上昇に寄与した銘柄を上位から並べたところ(前図:テレ東)、上位5銘柄だけで大半を占めていた。
2020年上昇幅3787円のうち、
1位ユニクロ、2位ソフトバンク、3位エムスリー、4位東京エレク、5位ダイキン
の寄与は5銘柄計でなんと3049円!8割に上る。
日経平均はこれらの銘柄の寄与で大きく歪んでいる。
先物とこれら銘柄で日経平均を動かしに来る海外勢の仕業だ。
表の9銘柄計で100%となる。
しかし、市場全体を表すTOPIXでは、まだ2018年の高値を足元でも越えていない。
本物の相場上昇には、まだハードルがある。
また、日経平均/TOPIX、のNT倍率は、今や15.4倍まで上昇。
2017年までは約12倍、コロナ後も13.3倍だった。
昨年の歪み方が、やはり極端で異常だ。
相場の本来の趨勢はTOPIXで見ることが肝心。
ご自身で確認されたい。