米10年金利。「世界の金融の体温計」。世界のマネーの流れを決める。今年は特に注目してほしい。
2018年から下落しコロナ直後の3月に0.3%のボトムを付け、8月初に0.5%台に2番底を付けた後はFRBが緩和を続ける中上昇を続け、中期下落トレンドがブレイクされ秋に上昇基調に転換。赤のサポートラインに支えられている。
FRBパウエル議長の強い金融緩和意向とは裏腹に、バイデン時代の国債大量発行を睨み、債券需給の悪化による「悪い金利上昇」が始まっているように見える。
この金利上昇がどこまで続くのか、FRBが債券を買い取り上昇を抑えに来るか、それはいつ、そして金利がどこまで上昇したら、なのか?
株価が金利上昇を嫌気し本格調整に入ればFRBは動くだろう。
足元のロビンフット騒動、リスクオフでも金利は大きく低下しなかった。
金利の上昇相場、結構腰が強い。やはり注目せざるを得ない。