日経平均が今日2/15、一時3万円を超えた。(前図)
私が運用を始めた頃の値段に戻りつつある。スタート当時は、最高値直前の35500円。
まさに隔世の感。
上昇銘柄も全く違い、感慨深いというより違和感が先に立つ。
しかし、特に日本株はまだ上げが続く可能性も十分ある。
1月までで一旦上げ終了かとみていたが、
さらに一段高となっている要因は以下3点。
1コロナ収束、ワクチン奏功:空運、陸運、小売他
2中国内需活況の恩恵:自動車・素材
3米金利の緩やかな上昇:金融
2月に入り成長株からバリュー株に
相場の柱が見事にスイッチするローテーションが数年ぶりに生じた。
要は、コロナで異常な金融緩和が採られたものの、2020はコロナ、トランプ、ブレクジット等の懸念があったので、上げはそれでも抑制されていて、しかし21年はその懸念が消滅し、一方すぐには超緩和を止める気がFRBに無いため、一段の上昇となっている、ということだろう。
金利0時代とは、債券市場が機能停止し機関投資家が資金をプールできる場がない時代。
運用するにはリスク資産に投じるしかない時代。
そして、日本のバリュー株は、安い。買うに理由がある。
ただ、株価上昇が止まらない一方で、金利上昇も止まらない。
ついに米10年債金利は1.2%乗せだ。(上図;2年一目均衡表週足)
FRBの意向とは裏腹に、金利上昇は止まらない。
上げが緩やかなら平気だろうが、急騰するようなら株は一転急落だ。
とにかく、米金利からは目が離せない。