先週の日銀政策決定会合において、Jリートについては政策変更が無かった。
つまり、保有上限がリート各社の発行投資口の10%まで、との条件の
上限引上げの制度変更はなし。
日銀は保有残高を公表していないが、SMBC日興証券の推計によると
主な保有比率の高いリートは表のとおり。(表:SMBC日興、日経)
保有が上限の10%に迫るリートも少なくない。
日銀が保有しているのはAA格のリートだ。
今後の買入れは、ペースダウンしよう。
上値を考えるとこれらリートには厳しい要因と言える。
ただ、我々の行うインカム投資という観点からは、
優良リートが相対的に高めの利回りで買えるようになる、ということ。
いずれにせよ、Jリート市場は日銀のサポートからの卒業を迫られている。