米投資ファンド、スターウッド キャピタルが
3298インベスコオフィス投資法人に対し
敵対的買収を仕掛けるとの報道がこの週末にあった。
スターウッドはウェスティン、シェラトンホテルなどにも投資している。
ただこれには悪しき前例がある。スターアジアによるさくら総合の敵対的買収だ。
事前に買収価格(合併比率)を決めない卑怯な手順で、投資主総会を不参加者のみなし賛成で切り抜け、強引に買収を成立させた。制度の不備を突いたディールだ。
スターアジア、ふざけるな!!!
さらなる再編期待で中小型銘柄の価格上昇。中小型Jリート、再編時代の再来か。
ただ、この卑怯なやり方は、既存の中小型リートの投資主に思わぬ損失を与える可能性もある。買収側が不当に安く買うことも可能だからだ。
(今回のディールは、価格を事前に提示しているとの報道だが)
独立系の中小リートの経営者は気が気でないであろう。
また中小リートに投資している皆さんにも思わぬリスクが一応ありうる点は要注意だ。
事前に価格を決めない卑怯な買収もあり得るからだ。
財務省に投資主総会みなし賛成のルール改正を要望したい。