休憩していた商品市場で、上昇モードが再来。
銅・穀物、今週また高値更新した。
銅は休憩していたが、週初に一気に再上昇した。
また、小麦・コーンなどの上昇幅は足元大きい。(上図)
飼料の値上がりを通じ食品価格に今後転嫁されよう(パン・肉の値上げ)。
溢れる投資マネーの後押しもあり、上昇はさらに加速する可能性もある。
強烈な財政政策の後押しもあり、インフレ時代への転換が少しずつ進展している。
商品市場では、大トリ、原油相場が最大の注目。CRB指数への影響大(前画)。
他の商品に比べやや出遅れがちだが、さらに上昇が続くか。
商品価格高騰は、今期の一部企業の業績への懸念材料でもある。
今後さらに起こるであろう部品・食品原料等の値上げが、
コスト増で業績を圧迫しよう。
さらに、例えば、キューピーはマヨネーズの最大10%値上げを決めた(7月から)。
このように、企業は販売価格の値上げに今後動くだろう。
家計への影響も始まっている。
インフレの足音は確実に聞こえる。
日本の超デフレ時代はすぐに転換しないかもしれないが、
米中などではコロナ終息後、物価が本格上昇時代に転換するのではないか。
すると日本市場もその影響が避けられないだろう。
Jリート市場の上昇などはその1つの証左だ。