今年度業績発表が概ね終わった。
日本株は割高か。
前日5/20のPER、PBR(日経平均28098円 TOPIX1895.92pt)を
約1月前、4/10(日経平均29768円 TOPIX1959.47pt)とで比較。
TOPIX PER:4/10 24.5倍→ 5/14 16.1倍 EPS:79.98→117.69円 +47%
TOPIX PBR:4/10 1.40倍→ 5/14 1.29倍
日経平均 PER:4/10 22.45倍→ 5/14 13.92倍 EPS:1326→2019円 +52%
日経平均 PBR:4/10 1.32倍→ 5/14 1.20倍
新年度の決算内容が反映され、増益予想が織り込まれたため
特にPERで割高感が解消された。
EPSは、TOPIX+47%、日経平均は+52%の大幅増益予想。
さらに事前想定(証券2社推計で約35%増益程度)を上回っている。
私も最終的に4~5割の増益かと思っていたが、既に期初でその水準以上だ。
この期初予想PERは、相当に保守的な会社予想に基づく数値なので、
今後業績の上方修正と共に割高の解消、というより割安感が高まろう。
もちろんコロナ禍次第、インフレ次第だが、利益は着実に回復している。
今の日本企業は、固定費の圧縮が進み、売上が伸びれば
利益が大きく増加する限界利益率の高い状態。
つまり損益分岐点が非常に低い状態だ。
売上の大きく変化する製造業、そしてto C向けでなくto B向けビジネスが、
利益の変化も大きいだろう。