バイデン政権の財政拡張政策、留まるところを知らない。
戦時、いやそれ以上だ。
バイデン米大統領が2022会計年度の予算案で6兆ドル(約660兆円)もの
歳出を求める計画だとの報道。(日経)
米GDP2000兆円の30%、もの金額だ。
単年度の予算がGDPの3割!!
コロナとはいえ、異常な規模だ。
今までの財政出動では、3月に正式に決めた1.9兆㌦のコロナ救済策がある。
これでもメガトン級だ。非常事態でなければ国民の理解が得られない額だ。
今後10年で2.3兆ドルを投じるインフラ投資政策案などは、
共和党の反対に遭いまだ議会を通過していない。
ちなみにバイデン民主党の計画する財政出動(投資)額の合計は、
コロナ1.9+インフラ2.3+社会保障他1.8兆ドル=約6兆㌦。
(2.3、1.8兆ドルは、まだ未決)
単年度の国家予算の規模額で6兆㌦を計画、とは!
彼は、アメリカを、元に戻せない暴走列車に乗せてしまっている。
狙い通りになれば、経済は暴走、株価も恩恵ある銘柄は暴走。
商品価格も高騰し、金利も物価も上昇。
行くところまで行って、きっかけ次第で最後は大崩壊、大暴落、だろう。
この暴走列車は片道切符。これが重要な点だ。
一度始めるともう元には戻れない。まず暴走から始まる。
以前の平穏な経済・市場に戻すことは出来なくなろう。
彼は窮地を救ってくれたが、同時に恐ろしいことをした。
アメリカは、空けてはいけないパンドラの箱を、
コロナという危機に迫られ、空けてしまった。
今後、暴走が激しさを増す。
コロナ以外の緊急事態だって今後発生するかもしれないのだ。
巨大自然災害もあるかもしれない。
その度にまた、巨額予算を計上し財政の大出動を繰り返すだろう。
米の財政に対する信認、そしてドルに対する信認は、下がり続ける。
もし暴走が反転し危機が襲ってきた場合、
我々にシートベルトはあるのか?
FRBはコントロールできるのだろうか。
FRBが対応できなくなるまで、おそらく暴走は続くのだろう。
CRAZY JOE!!