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緩和解除で株安、だが米金利も同時に低下

FRBの超金融緩和解除への方向転換で、

伸びきっていたNYダウは大きく反落。(日足均衡表)

日本株も大幅下落。

 

一方米10年債金利は、FRBの懸念とは逆に低下基調。

月初の雇用統計後の低下から下げ基調が継続。

 

金利が下がり、株も下がる。一見おかしな動き、逆の動きだ。

 

さらに、日本株だけがアジア市場で2%を越えて今日も下げ、

さらに、本日も米債金利が10年金利、30年金利とも、先物市場で

日本時間の昼過ぎに急落している。

 

これは、日本の生保など大手機関投資家の仕業、では。

FRBの方向転換を受け、株から債券への資金シフトを

積極化しているためではないか。

 

株をウェイトダウンし、その資金をドルに換金し米債を買う、

よって債券が買われ金利は低下、さらにドル高となる。

日本時間にこれだけ米金利が先物市場で大きく下落

(10年債は上図:10年債1.45→1.37%、30年債2.03→1.94%、@13:30)

することは、まずない。

4月に日本株を売った日本の生保などがまた、動いているのでは。

 

今日の株式市場では、いわゆる大手が大量保有していそうな優良銘柄や

好業績銘柄が大きく売られている。

 

先物プレーヤーも入っているだろうが、主に

日本の機関投資家が日本株を壊しているのではないか。