米NASDAQは史上最高値を更新(24日)。
トリプルトップ形成でピークアウトか(図)?と思ったが、
落ち着きを取り戻し復活、といったところだ。
金融緩和解除(テーパリング)が前倒しされ、
債券市場はポジション調整で動揺し、それが株にも波及したが、
どうやら市場は、2013年の前回テーパリングで株価が想定以上に調整した
「バーナンキショック」を気にし過ぎたようだ。
そもそもテーパリングが早まるのは、景気が想定より良いからであり、
もし逆に市場や景気に懸念が生じれば、FRBはテーパリングを先送りするだろうし、
経済の復活が遅れれば、バイデンはいくらでも財政出動するだろう。
良すぎるから早まったわけで、悪化すればFRBも大統領もやる気満々である。
市場を下げさせようにも簡単に下がらない状態だ。
こんな時は、ガス抜きが短くキュッと入り、また戻る。
業績は良く、余剰マネーの行き場がない。金利はすぐ大きく上がりそうにない。
そしてサポートは万全。
結局行き場のない巨額待機資金の一部は、また株に向かう。
NASDAQの高値更新とは、そんなことを意味していそうだ。
このアフターコロナ相場、やり過ぎているのだが、簡単には終わらない。