米でCPIに続き、PPIも上昇が加速している。
昨日発表の6月上昇率は前年比で+7.3%!(上図:bloomberg)
FRBの「物価上昇は一過性」との再三のコメントも、本当に信じてよいものか。
言い回しをコロッと変えるパウエル発言を真に受けるのは危うい、と
先月FOMCで学んだところだ。
世界一の資産運用会社、ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は14日CNBCのインタビューで、「インフレは(FRBの指摘と異なり)一過性のものではない、今後6カ月のインフレ動向が大きな問題だ」「あらゆる企業のCEOから大幅な価格上昇の話を聞いている」とのこと。これら企業は価格転嫁を行っているという。さらにまた、賃金インフレが起きるとの予想も示した。(以上Bloombergより)
米長期金利は足元ショートのアンワインドにより需給が歪んでいて
金利低下圧力が短期的に強く働いており、あまり当てにならない。
CPI、PPIとも上昇率が物価指数としては非常に高いので、
債券市場を受けた株式市場の反応を信じてよいか、も疑問は残る。
コロナの前後で、時代は変わっている。
これだけマネーがばら撒かれれば、モノの値段も、そりゃ上がる。
だから株も高いのだ。