「米ミシガン大7月消費者信頼感指数(速報値)は80.8と、
6月確報値の85.5から上昇するとの予想に反し
大幅に低下し、2月以来5カ月ぶりの水準に落ち込んだ。
物価上昇への懸念が、経済回復に関する前向きな見方を抑制した。
ミシガン大の担当は「住宅や自動車、家庭用耐久財の値上がりに
対する消費者の不満が過去最高水準に達した」と述べた。」
(以上ロイターより)
物価上昇が、ついに本丸の個人消費に影響を及ぼすほどの懸念材料に浮上した。
米での市民生活上の負担が急速に増しつつあるようだ。
住宅・車など経済正常化への途上で一時的に需要がタイトになっている
のは分かるが、消費マインド全体に影響するとは。
要因は一時的と思える変化だが、心理面への影響は意外に小さくないようだ。
インフレマインド、というように、物価の傾向は心理の影響を大きく受ける。
米消費者マインドにインフレスイッチが入ることになりはしまいか。
マインドは集団心理、皆がそう思えば実際にその方向に動いてしまう。
ワクチンが遅れデフレマインドが支配する日本とは、状況が大きく異なる。