先週、3年ぶりにお盆休みを頂いた。
昨年この時期に、講義中熱中症になりかかり、
間を取らねば、と思ってのことだった。
日々画面を見過ぎて眼の負担が大きいので、
(目が悲鳴!皆さんも特にスマホにご注意を!!)
画面を見ないようにしていたが、その間に相場が屈折した。
- デルタ型感染拡大による世界景気減速、生産減
- アフガン地政学リスク
- FRBテーパリング早期化
- トヨタ、9月世界生産4割減
- 中国IT規制強化
先週はネガティブ要因が以上色々あった模様。
まあ色々一度に出たので、市場的にはここが目先陰の極であって欲しいところだ。
サプライズは木曜のトヨタの発表。
来月9月の世界生産台数を計画比4割も減らすとのこと。
原因はコロナによる部品調達減。
半導体不足だけが理由ではなく、
アジアなどの部材工場で、コロナの影響で出社できず生産が
止まっている点が、トヨタの場合大きいようだ。
”部品調達はうまくできている、半導体不足との声は聞かれない”
と評判だったため、市場にトヨタショックが走り木曜発表以降、
衝撃はまだ終わってない。週明けの株価が気になる。
トヨタがこれでは他メーカーも推して知るべし。
今後計画修正発表が各社からもあろう。
自動車以外の電機、精密他業種への影響も気になる。
ただ自動車の需要はコロナ回避目的を背景に旺盛で、
こうなると中古車の販売価格が高値を維持しそうだ。
作れれば売れるし、価格は利益に直結する。
新車も値下げ販売(インセンティブ)は不要、メーカーの利益を下支えしよう。
極端な減産が一時で解消、となれば、業績面でははんとかなるかもしれない。
トヨタは今期通期の業績計画に、この下押しは事前に織り込んでいた模様だ。
今後はトヨタ以外、自動車以外でも幅広い業種(電機、精密、機械他)
での生産計画の修正、が気になる。