FRBの超緩和の縮小へ向けた動きが始まる。
資産買い入れ額の減少=テーパリングを年内に始めるとの”宣言”が
昨日のジャクソンホールの講演でパウエル議長から発表された。
FRBの資産規模は、買入れ資産の膨張に合わせ膨らみ、
4→8兆ドルに1年半で倍増している。(図)
ただまずは、買入れ額の縮小、ペースダウンであり
買入は続く。金融緩和はすぐには終わらない。
さらに市場では、はるか前から心配され大騒ぎ。
2013年のバーナンキ議長の時は、急にテーパリングが発表され
市場は驚いたが、今回は全く異なる。
とっくの昔に材料としては織り込まれている。
昨日は「やっと宣言がでた」とのアク抜け感から
株は上昇し、金利も逆に低下した。
コロナ感染はまだ予断を許さず、雇用も回復は見られるがまだ途上だ。
利上げの時期などまだまだ先、今から予想しようも無い。
市場はイベントを無事通過し、安堵感からリスクオンとなりそうだ。