スズキを40年以上率いてきた鈴木 修会長がついに
6月25日の株主総会をもって会長を退任、それ以降は相談役となる。
御年91歳。「おやじ」の愛称も有名。
地元、浜松餃子が大好きらしい。
日本の技術の粋、軽自動車を世に広めた偉人だ。
インタビュー記事(日経)で目を引いたのが
「私の年齢は7掛け」という言葉。
これには恐れ入った。
私も一回り位若く見られることもごく稀にあるが、
7掛けにしたら、40歳前だ。
精神年齢はその程度かとも思うが、(笑)
とても30台に見てもらえる自信はない。
ご自身も90歳にして60歳台の気概を持ち、最前線で戦って来られたのだろう。
背負うものの大きさからくる気迫、を感じる言葉だ。
責任と緊張で、若さを保たねば仕事にならないのだろう。
そうでなければ、90歳までトップで働けない。
「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」
せめて「私の年齢は9掛け」くらい、言えるようになってみたいが、
それでさえハードルは高い。
若い人と老ける人の差は、歳をとるほどに拡がる。
若さを保つ支えとは、体を動かすことと、やりがい。
ただ、なんか勇気をもらう。
”まだ30代のつもりで精勤せよ、小僧” と背中を押されているようだ。