東京、大阪で感染者数が急減している。
良いことだが、なぜ?
理由は不明。
我々の行動変容?そりゃ違う(笑)。
ワクチン普及?多少あるかも。
ウィルスの自壊?!という可能性があるそうだ。
(BS-TBS 報道1930)
番組でも、東大の先生の説明が専門用語の多用で
MCにも理解できず、説明がよく分からなかった。
遺伝子変異で強力なデルタ株が拡大した訳だが
拡大が続き増殖が早まる中で変異が続くと、
ある程度大きく広がった段階で、自身の生存力を弱めるような
変異(遺伝子のミスコピー)も一部で始まってしまい、
増殖力が強いのでその動きも強力に拡げ、全体的に急激に
勢力が弱まってゆく、ということのようだ。
(「感染者数が増え、増殖が早まると、ウイルスは変異が進み、自壊する」
児玉龍彦東大名誉教授 仮説)
私はこれを聞きながら、「マーケットと少し似てるかも」と感じた。
一部で動きが始まり、それに同調して投資家が多く集まり
トレンドが形成され、それを見てさらに多くの投資家が参戦。
それがトレンドを強化するフィードバック効果をもたらす。
トレンドは自己強化されギリギリの限界=”臨界”まで成長し、ふいに終わる。
上がるほどに売りも増える、逆の力は増すわけだから。
金融市場も複雑系、との説明で私がいつも皆さんに伝えていることだが、
ウィルスの世界も全く同じで、ウィルス世界も複雑系であり
その成長・進化と限界の迎え方は、似た所があるように感じた。
ところで、この臨界、
いつくるか、どこまでいったら到達するかが分からない。
ギリギリ、いっぱいいっぱいまでいったら、トレンドは終わるが、
それ、具体的にどこ、どの程度?が、分からない。
株でもウィルスでも、それが分かれば苦労はしないですね(笑)