最も身近な食品でこの秋も、値上げが相次ぐ。
*コーヒー
UCC、味の素が約20%も値上げ。
*油、マーガリン、菓子他
原料の大豆、菜種が値上がりしているため。
和洋菓子も7~8%値上げされる(山パン、フジパン)。
*小麦
政府売渡し価格が10月に平均19%値上げ。パン、パスタ等影響大。
国際商品市況の高騰の影響だ。
食品メーカーも限界で、原材料価格の高騰を小売価格に転嫁してくる。
いくら日銀が頑張っても日本のデフレ圧力を完全には跳ね返せなかったのだが、
コロナのインパクトはもの凄い。
世界中の金融当局にマネーの超ばら撒きを促したため、
世界的にカネとモノのバランスが完全に崩れてしまった。
カネだけ増やし過ぎ、通貨価値が劇落した。
その、価値の下がった通貨でモノを買おうとすれば
たくさんの量の通貨が必要になる。
当然のことだ。これがインフレだ。
まだ始まったばかり、これからが本番だ。
インフレ、デフレは、モノの需給だけで決まるのではない。
強烈なデフレ圧力を跳ね返し、日本にもインフレの足音が迫っている。
足元でやはり円安ドル高も進行し始めた。久々の111円台。
金利差を考慮すれば当然かもしれない。
円安も、輸入インフレ、つまりインフレ圧力を日本経済にもたらす。
デフレからインフレに時代が変わったら我々は、楽しく生きるためには
行動を変えなければならない。デフレ時代のままではダメだ。
だから、時代認識が大切なのだ。
どう変えるのか? 皆さん、準備は出来ているか。
動かなければ、必ず後悔する。