市場の物色動向に、24日から明確な変化が現れ始めた。
市場がインフレを前提とする相場付きにシフトしつつある。
小型成長株が一斉に急落を始めた。
成長株投資の諸兄は要警戒を。
私なら、逃げる、投げる。
業績への懸念ではない。バリュエーションの調整だ。金利の影響だ。
良く上昇した銘柄ほど下がる例の相場。
経験的には、これはトレンド転換、戻らない下げの始まりでは、と懸念する。
相場の転換期に毎度経験する動きだ。
しかし、それだけでなく追加でリスクが加わった。
南ア発の新型のコロナウィルス。BBCの報道によると、
『従来株を用いて開発された新型ウイルスワクチンが、新たな
変異株にはそれほど効かない可能性がある。』
『南アフリカのクワズール・ナタール大学のリチャード・レッセルズ教授は、
「このウイルスは感染力が強まり、ヒトからヒトへ感染を広める能力が
高まっているだけでなく、免疫システムの一部を回避できるのではないか
と懸念している」と述べた。』 とのこと。
26日、日経平均747円安の後、欧州株は目下軒並み3%程度の大幅安。
原油も78→72ドル台へ、6%超安。
ドル円は115円台だったのが、リスクオフの円高で一気に一時113.65円付近まで。
米10年債は1.65%が一気に1.50%付近まで急低下。(以上、26日19時時点)
久々の急変だ。
さて、インフレはすぐ落ち着くのか。
逆に、物価上昇が加速することは、ないのか。
物価も株価も集団心理が左右する。マインドだ。
ファンダメンタルズだけでは決まらない。
皆が心配するほど、上がる。
コロナについては、詳報不明。新たな懸念が台頭しつつある。
来週のリスクセミナー開催を前に、リスクが実際に来てしまったか。
来年かとみていたが、待ってくれなかった。
他にも重要な転機、変動を生む事柄が、あまた、あります。
事前の準備が肝心。詳しくはセミナーにて。