ついに、デフレ日本でも年明けから金利上昇が始まったか。(前図)
背景には米金利の上昇期待、そしてもう1つ、
「日本でもインフレ?!」というマインドの変化、があるようだ。
日銀の「生活意識に関するアンケート調査」(2021年12月調査:一般成人対象)
の結果が11日公表された。(上:日銀)
驚くべきことに、あれほどデフレマインドの沁みついていた日本人が、既に
インフレマインドに転換していることが分かる。
いまから1年後、物価が上がるとの答えは全体の約80%。
そしてどの位?との問いには、なんと平均で+5.5%!との回答だ。
一般人にCPI上昇率の肌感覚が備わっているとは思えないので、
皆さん、ひと声「まあ5%位上がるんじゃね」とお答えなのだろう。
日本ではとても簡単に切り替わらないかと思っていたが、
マインド転換のスイッチは、いとも簡単に、既に入っていたのだ。
私はこの結果に結構驚いている。
皆さんには、この1年で5%も物価が上がる、そんな感覚、ありますか?
経済やマーケットとは、集団心理、マインドが支配する世界。
皆が動くと思えば、その方向に経済や市場は動く。実際に、動く。
そしてマインド、人の気持ちというものは、なんというか、実に節操がない。
ふらふら、フワフワ。
だからマーケットの値動きも、ふらふら、フワフワ。
そして、ただ方向が一たび明確に定まると、
そこは群集心理、われ先に、と一気に動くのだ。
皆さん、デフレ日本でも間違いなくインフレ時代へと転換します。
今、インフレへの備えを!
今なら十分間に合います! 遅れないうちに。
早いほど有利、遅れると不利。
タンス預金では、損しますよ。