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0.25%利上げで開始、金利はインフレvsリスクオフで上下に

0.25%利上げで3月央から米金融引締めが開始される。

FOMC前にFRB議長が自ら宣言したのには驚いた。

事前発表、聞いたことが無い。

 

目下、長期金利が上下の材料に綱引き状態。

 

上昇圧力:戦争による資源、穀物高騰でインフレ加速が懸念

下落圧力:戦争激化、金融危機の懸念でリスクオフ、「質への逃避」で債券買い

 

インフレによる金利上昇圧力は無くならず、

戦況落ち着けばいずれ金利は上がるとの見方から

成長株は買いづらい。

 

一方戦況激化も懸念されるが、制裁強化でロシア経済・金融が崩壊する

ことによるクレジット危機、景気後退、不良債権の増加も懸念される。

ロシア国債は格下げされ、一気にジャンク化した。(一気にBBB→B格へ、など)

 

こうした懸念の中なので、パウエルは

「ここで最初から0.5%いきなり上げることはしない」

と、政策への不透明感を払しょくした。

国内だけを見れば、強いインフレ圧力を早く収めたいはずだ。

 

戦況に配慮もあるFRBの姿勢には、多少安堵した。

FRBも様子を見ざるを得ないだろう。

 

原発への攻撃等、プーチンの見境無い攻撃は誰にとっても気掛かりだ。