米FRBの16日FOMCで、予想通り0.25%の利上げと、
量的引締め(QT:quantative tightening)の計画も
早ければ5月に決めることがアナウンスされた。
ドットチャート(図)では、中央値でみると、
2022年7回、2023年4回の利上げ(1回0.25%で)が
想定されている。
今年あと6回のFOMCで毎回利上げ、ということだ。
戦争で景気失速を考慮し今年は年4回程度か、との直前予想より
タカ派な内容で、QTも私が以前指摘した通り、早めに開始されそうだ。
戦争はあるが米経済は堅調で、FRBはインフレ抑制を躊躇しない、との内容だ。
株式市場は、ようやくすっきり、だ。
うわさで売ってきたが、一旦は事実で買い戻す展開。
タカ派な内容で多少驚いたものの、将来プランが明確になったことが
市場の安心感を誘った。
ウクライナの戦況が落ち着いても対ロ制裁は簡単に解除されず、
従って早期のインフレ収束は考えづらい。
米10年債金利は2%時代となるのだろう。