オマハの賢人、ウォーレン・バフェットは、
米石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアム株を
直近の今月10日以降で大きく買増し、発行株の15%超まで
保有したとのこと。(日経)
同社の買収支援が目的のようだが、
資源株相場はまだこれから、ということだろう。
バフェットはインフレ時代には、「値上げ力」と「資本効率」が
重要と指摘している。
その通りだ。そして、それだけではない。
インフレ時代に対応したバリュー銘柄を、外部環境の変化
に合わせ投資している。
マクロではなくミクロ重視のスタンスと言われるが、そうでもない。
記事ではバフェットは”攻めの姿勢”としているが、というより
時代に合わせて機動的に対応している、と感じる。
攻めているだけではないのではないか。
つまりアップルなど成長株を売って、その資金で
資源株を買っているのでは?
iphoneの9割が中国製造、では、コロナ影響でまだ業績悪化は続こう。
バリュー投資家のバフェットにとっては、成長株を持つのは
不本意だったろう、と思う。
このような銘柄への投資でようやく本領発揮、なのだろう。
今思えば、日本の5大商社を買ったのも見事だった。
インフレを予見していたかのようだった。
発行株の5%と言わず、さらに買増してはいかが?
成長株を売った資金で(笑)。