最も美しいのりもの、とは?
この辺は、色んな乗り物が見えます。
動いて、走って、飛んで。
ジェット機からゆりかもめまで。
ただ、最近美しい形だと感じるようになった、分かるように
なった乗り物は、船です。
大型の汽船、作業するはしけ、大井のコンテナ船、竹芝のホバークラフト、
海上保安庁の巡視船、東京消防庁の船、水産庁の船、隅田川の観光船、
そして屋形船、・・・。
まあ色んな船が、この界隈では見られます。
船の流線型の無駄のない美しさを、美しいと感じることができる
ようになったのは、ごく最近です。何十年も気付きませんでした。
なかでも、最も美しい船と言われたら、それは帆船。
東京海洋大学(旧 商船大)には、退役した「明治丸」が
キャンパス内に安置されてます(左:東京海洋大学)。
そして、たまにこの辺りの埠頭にも停泊しているのを見かけるのが
現役の帆船、2代目 日本丸(右:海技教育機構)。全国の公立商船学校の練習用の帆船。
初代はみなとみらいに係留(中)。乗船できます。
2、3回、近所の埠頭に停泊中なのを見つけ、目の前まで近寄って見たことがあります。
周囲に誰も居ないときも!
入口のロープを越えたら乗船できそう、でした(笑)。
ただ、実は帆を張った姿を、生でみたことはありません。
それでも、もの凄く美しい。
端正で、優美です。女王です。
比類ない美しさとは、このこと。
私は船の前から見た姿も気に入ってます。上の明治丸の角度。
マストから無数のロープが下がり、手動な感じ、人の手で動かす感じも
伝わってきます。
アコースチックな美、とも言えばいいのでしょうか。
帆に風を一杯に受けて出港する姿、一度は見てみたいです。
ただ、陸(おか)に居る明治丸、でも、
本当にカッコいいです。美しい。
キャンパスに入らずとも、河畔から見ることもできます。