たった3年で、国連の人口推計は全く変わった。
中国の総人口は2022年、既に減少に転じたとのこと。
2019年の推計ではピーク2032年とのことだったが
10年も一気に前倒しとなったのだ。衝撃的だ。
ご案内だろうか、中国の労働力人口は2013年に
既にピークアウトしている。
中国の高齢化は10年前から始まっていた。
中国の高齢化は足元もの凄い勢いで加速しているようだ。
コロナの影響も大きいか。
感染拡大は、ワクチンに不安のある中国では特に
出生率を低下させたであろう。
これにより世界1の人口の国は、来年インドに代わる。
従来2027年頃と推定されていたトップ逆転も前倒しだ。
中国は今後成長しなくなる。
残念ながら日本経済、また日本株への長期的影響は小さくない。
世界経済の成長率にも影響しよう。
世界人口は1900年は16億人だった。
2022年には80億人に達し、2086年に104億人でピーク、との推計。
GDPは毎年当然増えるもの、経済は毎年成長するもの、との常識は、
世界人口が4倍に急増した20世紀だけの特殊な出来事だったようだ。
急成長の20世紀、急ブレーキの21世紀。
我々は経済規模の追求ではなく、異なる種類の豊かさの追求、に
価値観をより大きくシフトさせる必要がある。
株価も、利益以外の付加価値を尺度とするよう、変わってゆく。
ESG、SDGsの時代へ、シフトが加速する。