●9/22午前3時、米FOMCで0.75%利上げ。
FF金利上限は3.25%へ。
FF金利ピークは2023年末3.8→4.6%へ。
年内利上げは11月0.75、12月0.5%で、ほぼ決まり。
表の通り、GDPが6月FOMCと比べ大幅下方修正。
景気と株価を犠牲に、インフレ退治を徹底させる。
また、インフレ率(PCEデフレータ、7月は+6.3%)を今年の
年末4.5%、来年末3.1%まで下げるとのFRBの意向は、相当意欲的。
目下賃金も家賃も年5%を越える増加ペースなのにも関わらず
4%台までの利上げで、これを鎮めることは可能なのか。
私は、まだこの見通しは甘いのでは、と感じる。
来年も今回の想定以上にさらに利上げしないと、
つまりFF金利がピークで5%を越えないと、
このようなインフレ率想定にはならないのではないだろうか。
大幅利上げ継続で米株は下がる。
●9/22午後5時3分、ドル円145円80越えで財務省為替介入。
5時40分過ぎに140.70付近まで約5円、円高になり、
7時現在143円付近で推移。
今回、財務省の防衛ラインは145円。
介入は、米当局の理解が得られず、また過去に効果があった試しが無く、
可能性は低いとされてきたので、意外感はあり、5円も動いたのも分かる。
当然単独介入だと思う。米は輸入インフレは避けたいのでドル高歓迎だ。
また、FOMCで米の金利見通しが将来まで見えた時点での実施なので、
米金利上昇に伴うドル買い円売りの材料がフルに出尽くすタイミングだ。
個人的には、介入が無くとも円売り材料出尽くしで一旦円安が
終わるかも、と思っていた。
どうせ介入などあろうはずもない、決定会合でも緩和継続だし、と安心して、
レートチェックの145円を越えても円を売り続けた投資家がいたのだろう。
意外に、145円越えは難しいかも。
介入、前例を覆し、効いてしまうかも。
もしそうすると、海外投資家にとって円安による日本の資産、つまり
日本株や日本の不動産の大バーゲンは、今がラストチャンスかも
しれないということ。
この介入は、外人の日本株買いを呼び込むことになるかもしれない。
今日も日本株は下げたものの底堅かった。
日本株の強さを確認。
それにしても、9.22、なんて日だ!(小峠 笑)