著名なヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者の
レイ・ダリオ氏が完全な引退を表明した。
2013年には世界最大のヘッジファンドにまで上り詰めた。
足元でも好成績を挙げて活躍中だったが齢73歳、潮時と踏んだのか。
直近9月のコメントでも、長期のインフレについて
投資家が引き続き楽観し過ぎている可能性があるとし
「政策金利が4.5%程度に上昇しただけでも
株価の20%近い下落につながるだろう」(bloomberg)
と指摘している。
私の勝手な印象、でしかないが、この引退は
今後の厳しい時代を予見して、ではないのか。
市場の混乱が長く続くとみているのではないか。
ヘッジファンドは、相場を当てれば買いでも売りでも
どちらでも儲けられるが、ファンドビジネスは
金融市場に緊張が高まれば、資金集めが突然厳しくなり
経営難となることもあり得る。
確かに今が、ちょうど引き時だ。というか、ギリギリセーフだ。
私なら、同じく引退するだろう。
今後は後進の指導にあたるとのことだが、是非情報発信は続けて欲しい。
レイ・ダリオ氏は、当たる。参考になる。