所信演説で成長・成長・成長!と連呼した英トラス新首相。
経済を理解しない、ただの愚かな政治屋、とみる。
大いに失望した。
メイ、ジョンソン、トラス・・英にふさわしいリーダー無し。
トリプル安の危機に見舞われたにも関わらず、だ。
自国の危機を全く理解していない。自分の政策が原因なのに。
これでは英の危機は終わらない。
金融立国の英において投資資金が海外に逃げている状態とは、致命的。
これを受けフィッチが英国格付見通しを格下げしたのも当然だ。
英中央銀行総裁は11日、救済措置の英国債市場への介入を
予定通り週末で停止すると発表した。
来週以降は中銀のサポートは無くなる。
このままだとインフレに拍車が掛かり、金利急騰は続く。
この影響は、世界のマーケットに拡がってしまう。
世界の中心の米金利も、この英金利の影響を受け出した。
米金利上昇のリスクがさらに加わった。
シティ中心に世界の金融をリードした英が、今やリスクの元凶となっている。
英市場の混乱は必ず世界に波及する。
金利上昇で債券の評価損に苦しむ英の年金基金等が保有株等の換金売りを出すからだ。
直近の日本の主力株の大幅な下げはこれが原因ではないか。
日本市場も目下株価はファンダメンタル的には上昇出来る
状況が整ってきたのだが、英に足を引っ張られるので注意したい。