自分に合う日本酒、結構探した、若いころから。
というか、日本酒はもともと沢山は飲めない。まあ、2合まで。
スキーで米どころ、新潟越後湯沢によく行ったので、
ぽんしゅ館や、居酒屋、蕎麦やなどで色々飲んだが、
越後の酒は、私にはやや強めで、酔いがきつい。
当地の店によくあるのは、「鶴齢」「越野景虎」そして「緑川」。
当時はガツンとくる酒も探していたので、
「魚沼」という酒も飲んだりした。気に入ったのは「鶴齢」。
ただどれも越後の酒は、私にとっては、ややきつめ。
日本酒らしく、強く酔いが深い。
ところが、数年前『高清水』を飲んだ時、
”あー、俺はこれだ”と初めて感じるものがあった。
自分にとって相性が良いのだろう、気持ちよく深く酔わない感じ。
なんか、嬉しかった。
実は、米もあきたこまちがコシヒカリより好き。
最近みないが山形ササニシキ、が以前は最も好きだった。
40代半ばまではビール、ワインがメインで、日本酒をよく知らない。
同じ醸造酒でも酔いがワインより深いことも一因だった。
本醸造の高清水。これがちょうど良い。常備するようになった。
大吟醸も飲んだが、あの大吟醸というヤツは
味がなんとも捉えどころがない。まろやかだが、まろやか過ぎる。
米を磨き過ぎではないか、なんとも、もったいない!!
個性が失われつつある。どの大吟醸も大差ない。
(おっと大吟醸通の皆さん、大変失礼 笑)
SDGsにも反する、飲めるところを磨いてしまうとは(笑)。
安い本醸造、酒の味が分かる純米酒、で気に入る酒が、
本物だと思っている。
『名月や ぶり大根に 高清水』
秋の一句、失礼いたしました m(__)m