日経マーケット総合面に20日、面白い記事があった。
東証の市場再編の今後を議論する専門家会議、というのが
7月から始まっていて、今年最後の会合(非公開)では
「東証は低迷する日本企業のPBRをいかに引き上げるか」の
具体策を詰める、とのことだ。
PBR(株価純資産倍率)=P/B=P/E✕E/B=PER✕ROE
つまりPBRは、PERとROE(自己資本利益率)に分解できる。
PBR1倍割れ銘柄、つまり保有純資産の価値より株の時価総額の方が
小さい企業は、TOPIX500のうち43%もある。(表)
これはやはりROEの低迷が背景として考えられるので、
ROEの改善計画の開示を求め、改善しないとプライムからスタンダード市場へ
格下げする、などの専門家意見があるそうだ。
これはつまり、PBR1倍割れ企業に対し東証が、
経営改善と株価引き上げを直接的に求める、ということ。
東証がそこまで本気で上場企業に改革を求めるならば、
PBR1倍割れのバリュー銘柄の株価に、総じてポジティブだ。
やはり海外株とは違い日本株には、銘柄次第だが投資妙味はありそうだ。
利上げモードへの転換は逆風だが、なにせ安い、評価が低いので(笑)。
PBR1倍割れ、ゴロゴロ!!
ディープバリューに勝機あり!
Merry X’mas 🎅