日経が行う社長100人アンケート。
日銀短観とほぼ同時期、3か月に1度行われるが、
「社長100人世界景況感DI」グラフを始めて見た。
これはいい画だ。
日銀短観の大企業製造業DIは、
日本の景況感を最も的確に表す指標として皆さんに紹介してきたが、
その短観DIに対し、きれいな先行性が見られる。(図)
特に、ボトムアウトの時期が1四半期先行している。
これは先行きの見通しにとって、大いに参考になる。
社長アンケートは、よく年始に新聞に数十人分の一覧が載るが
あの為替、株価予想は極めて不正確、というか外れる。
逆指標として、くらいしか見る意味が無い。
しかし、このグラフは先行性が明確で、過去から安定している。
また、この振幅の大きさが、心理状態(経営マインド)を
よく表しており、大いに参考になる。
現状の私の解釈としては、以下の通り。
「マイナスとプラス圏を上下したが直近で下抜け。
来年一段の景況悪化が見込まれる。
また、日銀短観DIはまだプラス圏だが、今後の悪化が予見される。」
今後3か月に1度、必ず新聞紙面にグラフ発表を願いたい。非常に役立つ!
日経さん、よろしくお願いします。