日銀新総裁、植田和男氏!
誰?名前は知ってるけど。
現副総裁、雨宮氏は固辞!!
黒田さん路線は雨宮さんが踏襲するもの、と
考えていた市場には、大きなサプライズ!
日本の物価は黒田さんの想定以上に上昇を始めた。
物価環境を考慮すれば、黒田さん路線以外の総裁なら、
利上げが早期に日本でも行われる可能性は出て来る。
植田さんのスタンスは詳しくないが
10年債を強引に0.5%に止める現行政策
YCC(イールドカーブコントロール)には
否定的との評判もあるよう。
岸田さんは、雨宮さんが辞退したこともあり、
黒田アベノミクス超緩和路線からの脱却を図ったのかもしれない。
マーケットの反応は、雨宮さんでない、ということで日本の金利に上昇圧力。
円高、そして株安だ。
ついに、超緩和時代が終わってしまう。
マーケットの味方が、去る。
これは、今後の政策スタンス次第では、株式市場にとって一大事だ。
それにしてもやりたくなかった雨宮さん。
そりゃ、これからは、大変ですから。
金利が上昇すれば、利払いで日銀は大赤字になるのだから。
インフレが始まってしまった後の、ここからの日銀総裁は、地獄。
雨宮さんが固辞した理由は、私はよく分かる。
雨宮さんが、日銀による財政ファイナンスを行った当事者、現場の指揮官。
本当は責任を取って地獄のかじ取りを、という所だが、怖さを
分かっているだけに、恐ろしくて引き受けられないのだろう。
新総裁の運営次第では、日本は丸ごと危機に陥るかもしれない。
今、日本は、絶対に金利を上げてはいけないのだから。