米1月CPI(上図)、12月+6.5%、1月事前予想+6.2%に対し+6.4%。
エネルギー+8.7%、食品+10.1% 住居費7.9%。
サービスインフレ、食品インフレも収まっていない。
コアCPI(下図)、12月+5.7%、1月事前予想+5.5%に対し+5.6%。
事前想定より強く出た。
12月比ではモメンタムの減速は続いているが、
ガソリンは1月に若干反発している。
全体として減速のペースも緩やかになっているように見える。
グラフの感じからしても、
CPIは+5~6%ペースあたりが今後の巡航ペースで、市場の期待通り、年内に
5%、4%、3%とモメンタムが減速するのは難しいのではないか。
財のインフレは、昨年高かった反動で今後前年比伸び率は下押し圧力がかかるが、
一方賃金や家賃が主導するサービス価格のインフレは簡単には収まらない。
食品の値上げも続く。
書いていたら、徐々に10年債金利も上昇してきた。
FRBは5%以上に政策金利を上げた後(あと0.25×2回、or more)、
少なくとも年内は利下げはないとみる。パウエルの言う通りだ。
逆に、原油が戦争等で再上昇したりしたら、年後半に利上げ、かも。