2月の雇用統計、CPI、PPI、小売売上。
米指標はいずれも、
「景気堅調、利上げ継続、インフレ収まらず」を示す内容だった。
利下げなど、見込めるはずもない。
金利は下がらない。
株式市場だけ、またまた勇み足。なぜ?
何度も言うが、買いたい”浅はかな”投資家が多いせいだろう。買うためのへ理屈が欲しいのだ。
ロビンフットに群がりテスラでひと稼ぎしようと入ってきた連中、せっかちなヘッジファンド等だ。
金利が下がらないならグロース株売り、バリュー株買いだ。
バリュー/グロース指数(図)、このグラフの指数は
市場の物色動向が分かるので、参考になる。
劣勢のグロースが昨年末からリバウンドしていたが、
2月初の雇用統計を境に再び劣勢となり、
バリュー株優位の本来の相場に戻ったことが良く分かる。
長期トレンドは高インフレ高金利。
というか、もう低インフレ低金利の時代=コロナ前の時代
には戻らない。
世界的に、バリュー株低迷の時代は約20年間も続いた。
その間にバリュー株は十二分に安くなった。
20年、グロース株は上がり過ぎた。
特に米市場、NASDAQ、GAFAMテスラだ。
金利の大転換に伴い、物色もバリュー優位、グロース劣位の時代に入る。
バリュー優位は日本で顕著となろう。ボロ安だからだ。
まだまだ何年もこの時代は続く。
2、3年で終わるような現象ではない。
時代の転換は、始まったばかり。