中国四川料理と言えば、陳さんだ。
陳健一さん、先日亡くなられた。(大泣)
かの有名な平河町、赤坂四川飯店、何回行ったか。
担々麺を100回は食べた。マジで。麻婆豆腐は数十回(笑)。
昔、会社がすぐそばだった。
当時毎週木曜日は”担々麺の日”!
職場10数名で、ほぼ必ず担々麺。毎週毎週!(笑)。
大勢だと、必ず奥の座敷の丸テーブル。
何年も通った。
「今日は薄いね」「今日は美味い」など、
スープの状態がすぐ分かる。
ごはんをお櫃で出してくれるので、
麺が終わるとスープにご飯をドバドバ入れて
”ねこまんま”(笑)。最高だ。
スープは絶対、1滴も残さない。
たまに最後、麺のドンブリに米粒が1、2粒残る(笑)。
あー懐かしい!! いい思い出だ。
・・陳さんの残した名言。
「味は一代限り」
以前も紹介した。
偉大な父、四川料理を日本に広めた父、陳建民の後を継ぎ、
しかし父には教えてもらえず、見よう見まねで、自分で自分の味に努力して
たどり着いた。
そして、料理人の息子に向けて放った言葉がこれだ。
何と厳しい言葉か。
「味覚は、料理人のセンスは遺伝などしない。息子よ、自分で探せ!」
ということだ。その通り!!!
陳健一さん、努力して苦労して、日本を代表する偉大な料理人となった。
ありがとうございました。