今回の訪日、日本株買いについてもう一言。
「実に、理に適っているのではないか。」
なぜ今か。
バフェットは、円高になると思っているのでは?!
そして今、日本の金利は世界最低水準、最も低コストだ。
さらにバフェットは以前から伝えている通り、
近年インフレ、資源高を予想し米石油関連銘柄を近年買っている。
5大商社株も買い始めたのは2019年、インフレ直前の底値だ。
感心するのは、昨日も指摘した通り、このタイミングの精度の高さ、なのだ。
つまり察するに、彼の今後のファンダメンタルズ見通しは以下ではないか。
- ドル安円高
- 日本の低金利継続
- 資源インフレ持続
この3条件イコール、ずばり日本の5大商社株、なのだ!
しかない!(笑)
5大商社は全て7.4%保有、最大で9.9%まで今後買い増す可能性があり、
また「売ることを考えていない(日経)」とのこと。
こう考えると、やはりバフェットは、
個別銘柄だけでなく、市場環境の分析にも非常に長けていると考えざるを得ない。
銘柄だけでなく投資タイミングが的確、ベストなのだ。
他人には「ファンダメンタルズに気を取られず銘柄を調べることに専念せよ」
と言っているが。
バフェットの金融環境の分析法、聞いてみたい。
彼はファンダメンタルズ見通し、株式市場見通しについては、一切発言しない。
※上表はサイト「トウシル」石原順氏のまとめた、バークシャーハサウェイの直近保有明細。参考まで。