半導体の受託生産世界最大手、台湾TSMCの23年設備投資が
3月計画より10%強下方修正されるらしい。
(▲40億㌦[5300億円]:320億-360億ドル➡280億-320億ドル)
今週20日の決算発表、注目だ。
台湾での工場拡張ペースを減速させる方針のほか、
半導体業界の持ち直しが予想に届いてないとのこと。
(台湾紙・経済日報:bloomberg)
日本の製造装置銘柄も18日、株安で反応している。
さらに台湾のIT産業の売上高のグラフ、興味深い。(図:日経)
台湾のIT産業≒TSMC、UMC等半導体関連産業、といっていい。
足元の急減速が気になるところだが、さらに注目すべきは
2020~21年の、コロナ後のヤマの高さだ。
こんなに激しいコロナ特需があったのだ。Yoyで+50%まで!
巣籠もり生活でのPC・スマホの特需が押し上げた。
2022年も後半まで+20%近いペースで成長していたが、
中国ゼロコロナ政策の解除で特需が終了した。
これでは、今後反動減が続かざるを得ない。
今年が半導体産業、特に製造装置産業にとって
厳しい年であることをこのグラフは予見しているように見える。
厳しさはまだこれから、ではないか。