先週、年初来高値更新の日本株に対し、NYダウは5日続落。
(画:直近2カ月 TOPIXとNYダウ)
TOPIXは15日、2年弱ぶりの2100ポイント台。
戻り高値2120に迫る勢い!
日経平均も29500を越え3万円目前。
日本市場「海外につられて毎度下がる株」
の時代は変わっている!
日本は低金利が継続。
日本企業は、この20年で収益力が、実は大きく改善している。
個人投資家は足元有力な買い手で、下げたら下値を着実に拾っている。
自社株買いも近年大きく増加した。
ただ、肝心の海外投資家に不人気だった。
ところが、米では企業業績が減速、加えて米銀破綻で
クレジット不安も台頭し始めた。
欧は、まだまだインフレ圧力が強い。さらなる利上げが必要だ。
やっとラガルドも足元でそれを認めるようになった。
欧米は今、自国に払拭できない不安材料を抱えている。
そこで海外投資家が、日本に注目し始めたことが大きいようだ。
元々安い日本株、高い欧米株、バリュエーション格差も大きい。
探せば買える銘柄がある。
”欧米株が下がるのに日本株だけ上がるなんて”
”こんなの、一時的だよ”
などの声が、特に日本の投資家から聞こえてきそうだ。
シニア層は日本の将来を憂い、若者も海外投資に夢中。
しかし、そんな時こそ、日本株は上がる可能性がある。
皆さん全員が”日本だけは上がるんだよ”などと言い出したら、
もう相場は終わってしまう。
さらに上を買い上がる人が居なくなるからだ。
多くの人が疑うときの方が、見通しは当たりやすい。