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日本経済のリード役 活況!業績拡大に期待

日経まとめの設備投資動向調査(上場・有力企業857社)で、今期2023年度の企業側の投資計画集計が発表された。

期中に上方修正が入ることが多い数字だ。

 

 

有力企業は、積極的な設備投資を今年も続ける予定。

主に製造業がけん引し昨年15.6%増、今年は期初計画で16.9%増だ。(表)

業績拡大を牽引する積極投資は、極めて健全な日本企業の成長の姿だ。

 

理由は、サプライチェーンの正常化(半導体不足の解消等)、インバウンド需要の復活、などもあるが、重要な背景は、「省力化」だ。

 

日本は今後慢性的な人手不足に陥る。特に若い世代が足りなくなる。

だから今後は給料も上がるようになるし、人手不足を補うための投資が継続的に必要になる。

 

ただ、経営者のマインドを想像すると、こんなところではないか。

 

「東証改革のためには、効率化投資で事業の利益率を引き上げる必要がある。

コロナ明けでもあり投資の好機ではあるが、ただそもそも、今まで良い投資環境

でなかったので稼いできた資金を貯め込んでいただけなので、それをただで

全部株主に還元するくらいなら、設備投資に使った方が遥かにましだ!」

 

いずれにせよ、積極投資の姿勢は企業成長の原動力であることは疑いない。

今年度の日本企業の利益成長に期待したいところだ。