今、2023年度1Q決算発表のピークだが、今年の企業業績は今までにない期待が持てると思っている。
図はリビジョンインデックス。(大和、日経)
業績予想の上方修正ー下方修正 のこと。
1Q発表で上方修正が急増中だ。
特に注目なのは、
好業績を維持してきた成長企業ではなく、低迷が長く続いてきた企業たち。
デフレの間、株価がずっとパッとしなかった企業だ。
オールドエコノミーの逆襲、とでもいうべきか。
分かり易い所では、金融。
長く低金利に苦しんできたが、金利上昇の兆しに沸いている。
そしてさらに面白いのは、値上げの動きだ。
B to B 取引で20~30年我慢してきた企業が今、一斉に動いている。
原価が変わらず売上だけ増えるのだから、増収分がマルマル利益になる。
値上げは、売上数量が減らなければ企業利益を激増させる。
特に固定費率の高い製造業で、効く。
これこそ、インフレ時代への変化を受けた動き、インフレ時代の前向きな側面だ。
今まで動かなかった、売られ続けてきた銘柄たちが、動き出す。
本当に利益も大きく増え、驚くべき上方修正が、今年は通年でかなり見られると期待する。
四半期ごとの決算発表、この先10月、1月も楽しみだ。