毎年8月、それも月初はとても印象深い。
荒れる8月、過去に鮮明な記憶がある。
しかしホントに、今年も8月に入った途端、市場はガラッと変わった。
というか、アノマリーに従うように、月初に
米国債格下げ、というネガティブイベントが来た。
過去数回、8月初はその後の大きな下げの起点となったことがある。
市場は、やはりリズムに支配されている。
下がらない時には、なぜか下がらない。
先月7月は、おかしな上げだったが、米株は上がり続けた。
そういえば13連騰、と騒いでいたが、やはり高値の合図だったようだ。
最後の力を出し切ったのだろう。
米証券大手の見解は、
弱気派ストラテジストが皆白旗を上げ、7月末までに総強気となったらしい。
だから逆に転換した、か。
そして、下がるタイミングが来るとなぜか、一気に
ファンダメンタルズでもネガティブイベントが相次いで起こる。
Fitchによる銀行の一斉格下げ観測、 中国のバブル崩壊懸念、
米景気過熱で利上げ継続懸念、・・・。
マーケットにおいては、時間が「先に」決まっているかのようだ。
ファンダメンタルズは時に無視され、
上がる時は上がり、下がる時は下がる。
というか、マーケットにファンダメンタルズが付いてくる。
今年もアノマリー通りとなった。
特に海外市場は、まだ予断を許さない。