今回米FOMCでパウエル議長は、利上げこそしなかったが
市場が期待するほど、来年利下げもしないよ、と楽観論を否定。
米株市場の過剰な楽観は、また裏切られた。
米金利は下がらない、インフレは収まらない。
米CPIが2%に向け低下することはない。
何度も何度も、株メンターがコラムで繰り返している通りだ。
悪い金利上昇は続く。
米長期金利は21日、コロナ後高値更新、約16年ぶりの高水準。
(図;米10年金利5年)
恐らく、
米債券を買いたい(金利低下を見込む)投資家、ヘッジファンドが山ほど居て、
彼らがまた投げさせられたため、長期金利急騰となったのかもしれない。
最近はボンド投資家も、かなりクレージー。値動きが極端だ。
これでなぜ株は値持ちするのか??
NYダウは3万以下?
NASDAQはもっと下げて当然。
金利裁定、は金融市場の大原則。
金利高で株高、は矛盾。
どちらかが間違い。
それを、市場見通しコラムで2回、
「目印」の動きから指摘したのだ。
やはり正しい「目印」だ。
米経済は、トランプ+バイデンの
コロナばら撒き大財政出動、という
モルヒネ注射で、一時的に酔っている
だけだ。失業者に手当を配り過ぎた。
しかし、じきにヤクは切れる。
金利を1年ちょっとで0→5%超にまで上げておいて
経済にブレーキが掛からない訳がない。