AIの安全な活用についての初の国際会議、「AI安全サミット」でのイーロン・マスクの発言。
「人類が自分よりはるかに知的な存在を実際に制御できるか分からないが、有益な方向に導けるよう目指すことはできる。」
(NHK)
マスクは以前から、AI開発で先頭に立っていただけでなく、
AIに対する規制をどうするか、を主張してきた。
彼は、AI開発者と共に、開発競争を一時止めるよう、何度も働きかけていた。
しかし、多くのハイテク企業は皆その声を無視し暴走している。
本来、最も開発に熱心であるはずの彼が、なぜ逆の主張をするのか。
おかしくないか。
彼は人類はAIに勝てない、AIを制御しきれないと考えていると、私は思う。
AI開発は、このままでは人類の寿命を縮めるだけだ、と。
自分で自分の首を絞めるのか、と。
この発言は、そのようにしか聞こえない。
先が見えるマスクのこの言葉は、とても重い示唆があると思う。
AIに対する規制をどうするかの議論は、いずれ真剣に
検討されることになろう。だが、それで間に合うのか。