今週に入り、Jリート市場が急に下抜けた。
足元で日銀が超緩和解除を見送って、金利は低下。
リートは利回り商品、本来なら上昇してもよいところだ。
しかし逆行し、肝心な1800ポイントの下値を割れた。
チャート的には、簡単には1800以上に回復はしないかも、と
気になる所。
だが恐らく心配ない。
これは私の直観でしかないが、
例えば2020年3月の大急落も、19日。
1日ー20%下落の大パニック。原因は不明、報道されてないが、
恐らく海外の大手不動産投資家の、マージンコール(追証)
の期日前の投売り、が原因だと私は思っている。
コロナで不動産ファンド(MBS)が大暴落、彼らは巨額の追証差入れに追い込まれた。
追証はキャッシュで差入れねばならず、大量に発生すると
これらファンドは、売れるものは期日直前に全て投げ売る。
MBS絡みの追証の差入れ期日が19日まで、のようなのだ。
2020年は3月、今回は12月、だが、MBSも3か月に1度期日が来るのでは。
金利低下なのに逆行安、の違和感ある下落は、
いずれ普通の状態に戻るのでは。
それにしても「毎度いつもの時期」だなあ!
先を考えると、日本の金利は上昇、リートの上値は重い。
利回りで魅力ある銘柄も散見されるが、慌てることはない。
まだ下がるのだろう。
ただ、利回り狙いで早く買いたい人は、1800割れは
少し手を出してもよい所かもしれないが、
本気買いは日本で利上げが始まってから。
それにしても、リート市場の19日、おもしろい。