新春恒例のブレマーの世界10大リスク、が8日発表された。
それにしても、今はリスクがあり過ぎる、との感を禁じ得ない。
特に地政学リスクが大きく、多い。
また2大国、米中に大きなリスクが潜む。
2023年は、火種はあってもなぜかリスクが大きく火を噴くこと無く1年が終わった印象だが、その分今年に繰り越された印象だ。
地政学的な緊張は、資源化価格を通じインフレ再燃にも直結する可能性を秘めている。
中、ロ、イラン、北朝鮮など、権威主義国家の動静は、経済・金融面にも、即飛び火しうる。
こんなに不安定な火種に溢れる年は、近年にない。
さらに、今年は世界中で選挙の年だ。
選挙に絡む不正や混乱、また他国からのサイバー攻撃なども、当然横行するだろう。
想像もつかない多くの出来事に揺れる1年となりそうだ。
ブレマーも、10個では足りなかったのではないか。