今、気になる市場は、商品市場。
原油価格だ。
商品こそが、株、金利、為替など、金融相場の起点!と言ってよいのではないか。
それほど重要。
金相場も、だ。
特にインフレ時代の今はそうだ。
米には寒波が襲来している。また、米景気は12月から、
消費・雇用などで予想外に堅調なデータが多い。
原油が動き出せば、一気にインフレ抑制の安心感は吹き飛ぶ。
米株を支える利下げ期待も、吹き飛ぶ。
WTIで見ると、市場は70ドル割れは容認できず、
しかし90ドルを越えると上が重い。(上:10年月足 下:半年日足)
サウジ財政の均衡価格は約80ドル。
これを割れるとサウジ・OPECはそわそわし出し、
70割れとなると実際に減産に向け動き出す、と
いった感じであろう。
さらに気になるのが地政学リスク、つまりイランだ。
中東で、米兵士がイランにより殺害、との報道。
「イスラエル vs ハマス」が「米 vs イラン」
の構図に進展するか。
目が離せない。