下図は、米雇用統計と同時に月初発表、の平均時給。(前年比)
1月は+4.5%、減速への期待を見事に裏切った。
そして、上図は、前月比ベースでみたコアCPI(青棒)と、
サービス価格指数(除く住宅関連・エネルギー:赤折れ線)。
(bloomberg 出所:労働統計局)
赤折れ線は、つまりほぼ賃金指数、とみてよい。
1月は前月比で+0.8%の著しい伸びだ。
この2つで分かり通り、米では1月に賃金インフレが加速していることが確認できる。
米欧では、高過ぎる物価に対し、待遇改善を求める労働者のストが絶えない。
NY市の一部では、1月に最低賃金の引上げも行われたとのこと。
米のインフレは、しつこい。
やはり、
利下げなど、いつできることやら、パウエルさん。
マーケットはまだ、大幅利下げを期待し過ぎている。