アメリカの景気に急に暗雲が立ち込め始めた。
堅調と言われてきた消費が、私の想定通り
足元で急失速している。
15日の米小売売上、前月比で予想+0.4%→実績0.0%、
急減速で伸びなくなってしまった。(図左)
若者の消費に急ブレーキが掛かっている。
コロナでSNS経由のEC依存症、の若年層は、
トランプ、バイデンがばら撒いてくれた
巨額の失業手当を使い果たし、でも
買い物癖は直らず、BNPL(バイナウペイレイター)
でカネが無いのに買いまくり、で、
今年はいよいよ窮地、の状態のようだ。
足元の決算では、スタバ、マックなど、ファストフード各社の業績が悪い。
カードローンの延滞も大きく上昇している。(図右)
景況鈍化で金利の低下を好感し、株価は喜び上がっているが、
深刻な不況に陥れば、株価は業績悪化でもたない。
インフレはそれでも、高止まるだろう。
賃金、家賃は、すぐには下がらない。
要するに米経済は、スタグフレーション的な状況であり、急速にその危険度を増している。
いよいよ、怪しくなってきた。
想定通りの展開だ(笑)。