FRBはFOMCで、利下げ想定が年内3→1回になりそう、と。
日銀は決定会合で、利上げはないものの、国債購入の減額を実施。
日米中銀weekだが、大きなサプライズはなし。
動揺しているのは欧市場だ。(画:仏CAC40 2年)
ECBではなく、政治がその震源。
劣勢英スナク首相のバクチ解散に続き、仏マクロン大統領が議会を解散、
負けるかもしれない選挙に打って出る、とこちらも賭けに出た。
極右勢力が強く、大きな政治の動揺が今後あるかもしれない、
少なくとも安定したEUの統制にヒビが入り得る、との思惑から
債券市場も動揺し、株は連日下げた。
EUが各国単位で政治的に動揺し始め、連携、統制などと言ってられなく
なりそうだ。
米市場も、CPI、PPIとインフレの落ち着きが発表され、金利が低下したのだが、
株は、上がったのはNVIDIAとAppleだけ。AIがらみ、だけだ。
Nasdaqはこの2つで上昇したが、ダウは4万ドル以降、下落が続く。
金利が下がっている割に、米株も強くない。
欧は政治、米は景気に対する懸念が上値を押さえているようだ。
一方の日本株は、需給、本日SQに向けた先物絡みの売買が上を押さえてきたが、
本来欧米につられる必要はない。