生コン価格の上昇が止まらない。
過去最高値を更新。(日経)
住友大阪セメントは来年4月からセメント価格
+10~15%の値上げを発表。(14日日経)
原材料(骨材:砂利や砂)高騰(右)に加え、
人手不足、そして物流の2024年問題で物流費も高騰。
値上げは至極妥当だ。
それにしても、コロナ前のデフレ時代には考えられなかったこと。
とんでもない、ことだ。隔世の感とはこのこと。
今まで収益環境のずーっと厳しいゼネコンは、生コンの
値上げを呑むはずもなく、よって生コン、セメント業者は、
数十年もの間、当然のように、苦しんできた。
淘汰、業界再編も進んだ。
しかし、時代変われば、変わるもの。
これが、インフレ時代、の意味。
値上げとは、無コストで売上を増やせる行為。
つまり、売上増分≒利益の増分、となる。
企業にとって、利益激増行為だ。
固定費の重いこのような産業ほど、レバレッジが掛かる。
利益”率”が、急激に上がる。
今後も値上げは通るだろう。
これが、インフレ時代になったという意味だ。
投資において、企業を見る目も、180度正反対に
視点を変えねばならない。
固定費負担の重い重厚長大、を嫌っていたのは、もう過去の話。